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2026.07.28
名前は知ってるLINE、YouTube、Instagram・・・使ってみましょう! 60、70代からのSNS活用術!
人とのつながり方は、少しずつ形を変えていくもの。
「今年で年賀状じまいをさせていただきます」。
そんな年賀状を受け取ったことはありませんか。
長年のやり取りが途切れ、疎遠になるのは少し寂しいものです。
でも、そのつながりを新しい形に変え、続けていくための道具はもう手の中にあります。
その道具の名前は、SNS。
この記事では、LINEやYouTube、Instagram、X、Facebookなどを使って、人とのつながりを深めたり、趣味や日々の楽しみを広げたりするためのヒントをご紹介します。
目次
SNSは、もう「若い人だけのもの」ではありません
LINEでお孫さんと写真をやり取りしたり、YouTubeで体操や懐かしい音楽を楽しんだり。
そんな経験が、すでにある方も少なくないはずです。
SNSは、もう「若い人だけのもの」ではありません。
LINE、YouTube、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)。
聞いたことのある名前が、きっといくつもあるでしょう。
ここで、一つ知っていただきたいことがあります。
時間にゆとりのある方ほど、SNSを深く使いこなせるということです。
仕事や子育てに追われる世代は、スマホを開いても「見るだけ」で終わりがち。
一方、ご自身のペースで時間を使える方なら、写真をテーマ別に整理したり、気に入った動画をリストにまとめたり、じっくり交流したりする余裕があります。
つまり、時間を味方につけられるシニア世代こそ、SNSを一番活かせる世代なのです。
なぜ今、SNSがここまで身近になったのか
総務省の令和7年版情報通信白書によると、LINEの利用率は60代で91.1%、70代でも7割を超えています。
2014年にはわずか11.3%だった60代の利用率が、10年でおよそ8倍に増えた計算です。
10年前と比べて、何が変わったのでしょう。
この10年でSNSの利用を後押ししたのは、スマートフォンの普及と、人や社会とのつながりへの思いではないでしょうか。
スマートフォンを持つ方が増え、家族や友人から使い方を教わる機会も自然と増えました。
そこに、離れて暮らす家族と気軽にやり取りしたい、という思いも重なっていたのかもしれません。
SNSでできること。あなたが「やってみたい」のはどれですか?
LINEは使っていても、ほかのSNSにはまだ手を伸ばしていない、という方も多いはず。
心配はいりません。今お持ちのスマホに、無料のアプリを一つ加えるだけで、今日からでも試せます。
ここからは、「これができたらいいな」を解決するSNSをご紹介します。

離れて暮らす孫と、通話料を気にせず話したい
LINEには、無料で話せる「音声通話」という機能があります。
携帯電話と違って通話料がかからないので、時間を気にせずゆっくり話せます。
使い方も、友だちの一覧から相手を選んで通話ボタンを押すだけ。
まずは声を届けるだけでも、離れて暮らす家族との距離はぐっと縮まります。
慣れてきたら、次は「ビデオ通話」にも挑戦してみるとよいでしょう。
スマホのカメラを通してお互いの顔を見ながら無料で話せる機能で、遠くに住むお孫さんの成長を声だけでなく表情で感じられます。
これがLINEのいちばん嬉しい使い方かもしれません。
写真や動画を送り合えば、運動会や発表会の様子もその日のうちに手元に届きます。
「じいじ、ばあば」と呼びかけてくれる顔が画面いっぱいに映ったときの嬉しさは、格別です。
音声通話もビデオ通話もまだ使ったことがない、という方は、まず身近な家族との音声通話から試してみてください。
使い始めると、「もっと早く使えばよかった」と感じるかもしれません。

昔の同僚や同級生と、もう一度つながりたい
Facebook(フェイスブック)というSNSは、実名で登録する仕組みのため、懐かしい名前を検索して再会できることがあります。
「久しぶりすぎて連絡先が分からない」という相手にも、実名制だからこそ検索でつながり直せるかもしれません。
「同窓会の連絡網づくりに役立った」という話もよく聞きます。
同窓会のメンバーだけの「グループ」を作れば、日程の調整も当日の写真の共有も、ひとまとめにしておけます。
あとは、顔を合わせるだけ。再会が、画面の向こうから現実へと変わる瞬間です。

趣味をもっと楽しみたい
丹精込めた庭の花、旅先の風景、手作りの料理。
Instagram(インスタグラム)という写真中心のSNSに載せれば、同じ趣味の人たちが「いいね」という形で反応してくれます。
見てくれる人がいると、趣味はもっと楽しくなるものです。
もちろん、自分から発信せず、他の方の投稿を眺めるだけの楽しみ方でもかまいません。
気に入った庭のアイデアや料理のレシピは、手元に残しておくこともできます。
そのうち、素敵な投稿に刺激されて、自分も試してみたくなるかもしれません。
実際に育ててみた花、真似して作った料理の一皿——画面の中の憧れが、暮らしの中に一つずつ増えていきます。
読書や映画鑑賞のように、感想を言葉で語り合いたい趣味なら、Xでの言葉のやり取りも向いています。
試しに「#読書好きと繋がりたい」のような言葉で検索してみると、同じ趣味の人たちの投稿が見つかります。
顔も知らない誰かと、好きなものの話で盛り上がる——そんな出会いも、今のSNSでは珍しくありません。

動画を暮らしの日課にしたい
写真だけでなく、動画で楽しみたい方には「YouTube(ユーチューブ)」がおすすめです。
体操やストレッチ、料理の作り方、園芸のコツなど、知りたいことを映像でわかりやすく教えてくれます。
テレビとは違い、見たい動画を見たいときに選べるのがうれしいところ。
眺めるだけで終わらせず、生活に取り入れている方もいます。
毎朝、体操動画に合わせて体を動かすのが日課になった、という話も少なくありません。
さらに時間をかけられる方なら、自分で撮った動画を編集して、投稿する側に回るという道も。
じっくり編集に向き合う時間そのものが、新しい趣味になるかもしれません。

地域のイベントやサークル情報をいち早く知りたい
最近は、自治体や地域のサークルが、LINEやXでお知らせを発信することが増えました。
回覧板がLINEに変わった、という地域もあるほどです。
お住まいの地域の催しやイベント情報を、散歩の途中にスマホで受け取る——そんな暮らし方が、当たり前になりつつあります。
最新情報をすぐに確かめられるのが嬉しいところ。
気になるイベントを見つけたら、その場で申し込みまで済ませてしまうこともできます。
思い立ったその日に一歩を踏み出せる——それも、こうしたつながり方の魅力です。
安心して楽しむための3つの習慣
ところで、「SNSは怖い」という声をネットや周りで耳にした方もいるでしょう。
ただ、これは車の運転と同じです。
交通ルールを知って運転すれば、車が頼もしい道具になる。
SNSの世界にも、なりすましや偽の広告、個人情報を狙った巧妙な誘いは存在します。
知らずに個人情報を載せてしまったり、うまい話に乗ってしまったりすると、思わぬトラブルにつながることもあります。
それでも、いくつかの基本を身につけておけば安心して楽しめます。
心がけたいのは、次の3つです。
お孫さんなど家族の写真を載せるときも、位置情報や背景に写り込む自宅・学校に注意し、家族に一声かけてから公開すると安心です。
投稿は削除しても完全には消せないため、世界中に公開するくらいの気持ちで確認する習慣をつけましょう。
困ったときは一人で判断せず、家族や警察相談専用電話「#9110」に相談を。
また、LINEのアカウントが乗っ取られ、家族になりすました相手が「電話が使えないので、このLINEで連絡しています」と伝えたうえでお金を要求する被害も増えています。
乗っ取りを防ぐためパスワードを使い回さない、不審なメッセージは本人に電話で確認する、といった対策を心がけましょう。
同じような話ばかり見ていると、気づかないうちに視野が狭くなったり、極端な話を信じやすくなったりすることがあります。
見た情報をそのまま信じ込まず、まずは本当かどうか確かめる習慣をつけましょう。
また、気になる話をシェアする前にも、一呼吸置いて確認することが大切です。
この3つを押さえておけば、代表的なトラブルへの備えになります。
もちろん、これですべてを防げるわけではありません。
少しでも不安に思ったら、一人で判断せず、まず家族や周りの詳しい人に相談してください。
まとめ:あなたに合うSNSは、どれですか?
ここまで見てきたように、SNSは年齢を問わず楽しめるものです。
ここまで紹介したSNSを、簡単に一覧にまとめました。
SNSの向こうには、こんなにも多くの楽しみが広がっています。
全部を一度に覚える必要はないのです。
今日ご紹介した中から「これをやってみたい」というものを一つ選ぶ。
それが、生活がもっと豊かになる最初の一歩です。
どのSNSを使えばいいか迷ったときは、「自分は何がしたいか」に立ち返れば大丈夫。
やりたいことが決まれば、必要な道具は自然と決まってきます。
年賀状じまいは、つながりの終わりではなく、新しいつながり方への切り替えの合図なのかもしれません。
もしこの記事をお読みのあなたが、ご両親のスマホデビューを見守る息子さん・娘さんの立場なら、この記事をそのままLINEで送ってあげてください。
ひとりで悩まなくて大丈夫
「LINEやYouTubeは、名前だけは知っている。でも、実際に使いこなすのは、なんとなく後回しにしている」。そんな感覚に、心当たりはありませんか。
内閣府の調査によると、60歳以上が情報機器を敬遠する最大の理由は「使い方が分からず面倒だから」でした。
これは情報機器全般についての調査結果ですが、基本操作を覚えたあとの「もう一歩」にも、同じような心理が働いてためらってしまうのかもしれません。
つまり壁は、興味の有無ではなく「気軽に聞ける相手がいない」ことにあるのです。
裏を返せば、そばに聞ける人さえいれば、その壁は簡単に越えられるということでもあります。
商工会議所パソコン教室の「人と繋がる!SNSよくばり講座」なら、LINE・Instagram・Facebookなどの主要SNSをまとめて、経験豊富なインストラクターと一緒に学べます。
教室に来校いただく形式なので、つまずいた瞬間に直接質問できます。分からないところをそのままにせず、確かな力を身につけることができます。
LINE編、Instagram編など、1〜2時間ごとのテーマ別ステップ。ひとつずつ着実に、無理なく進められます。